建築家 安藤忠雄さん「こども本の森」広島市に寄付 2028年完成めざし計画進む

世界的な建築家安藤忠雄さんが全国各地で建設し自治体などに寄付している「こども本の森」が、広島市でも整備される計画が進んでいることが明らかになりました。

「こども本の森」は安藤忠雄さんが活字離れが進む子どもたちに、本の楽しさ、豊かさを知ってもらおうと、自治体などに寄付している図書館で、現在、国内で4か所に建てられています。

広島市は今日の市議会6月定例会で安藤さんから寄付の申し入れがあり、具体的な協議に入っていることを明らかにしました。
関係者によりますと、建設場所について安藤さんは「平和発信の観点から平和公園周辺など」を希望。
市は中央公園内で再整備計画が進む「こども図書館」の隣に「こども本の森」を建設し、完成後は2つの施設を一体的に運営する方向で協議に入っているとのことです。

市は安藤事務所と協議の上、「こども図書館」のリニューアルに合わせた2028年度の完成を目指すとしています。

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