アンカー最高峰ロボット掃除機 水拭きしながらモップ洗浄でキレイ保つ

by 中林 暁

Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro

アンカー・ジャパン(Anker)は、ロボット掃除機の新機種として、水拭き後のモップ洗浄乾燥やオゾン水での除菌まで可能な「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」を6月21日より発売する。価格は199,900円。

Ankerロボット掃除機の最高峰モデルであり、8,000Paの高い吸引力や、立体的に障害物を検知する高い回避性能を備える。水拭きは従来の2つの円形モップによる回転ではなく、1本のローラー型モップを採用。掃除しながら同時に洗浄も行なうため、床の汚れを広げず効率的に掃除できるという。

ロボット掃除機本体
1本のローラーで水拭き

充電台となる全自動クリーニングステーションには、オゾン水による除菌や、洗剤自動投入の機能を装備。浄水タンクの水はつぎ足す形でも清潔を守れるという。

タンクでオゾン水を生成して除菌

ロボット掃除機本体内に浄水タンクと汚水タンクを備え、水拭き掃除をしながらローラー型モップの汚れを本体内で洗浄する「Always-Clean Mop」を採用。拭き取った汚れを引きずったり拭き広げたりすることがないという。

ローラー型モップの幅は約29cmで、約1kg加圧して雑巾がけのように押して拭くことで、こびりついた床の汚れも除去する。

底面

最大8,000Paの吸引力でカーペットの汚れも取り除く。水拭き掃除中にカーペットを検知すると、自動でモップを約12mm引き上げて吸引掃除のみ行なう「モップ自動リフトアップ」により、カーペットを濡らさない。

本体は隅まで掃除しやすい曲線を用いたスクエアボディを採用。天面に凹凸のないフラットな形状で、家具やベッドの下まで入り込んで掃除する。サイドブラシは左右に備える。

隅まで掃除

障害物回避とマッピングには、自動運転やドローンに使用される技術を応用した「3D MatrixEye」を採用。Anker最高レベルの障害物回避性能を実現したという。従来は障害物を平面的にとらえていた場合も、新モデルでは奥行きまで立体的に認識でき、最適な回避経路で走行するという。

間取りや家具の位置を高速/高精度に検出可能なdToF LiDARを搭載した「TrueCourse マッピング」により、部屋の隅までの効率的な掃除経路を決めて掃除。複数階の間取りも記憶できる。

マップの作成例

全自動クリーニングステーションは掃除したモップを自動で洗浄して55℃の温風乾燥を行なう。収集したゴミはステーションに集め、容量2.5Lの紙パックに集めることで約2カ月間ゴミ捨て不要としている。

ステーションの紙パック

浄水タンク内で電気分解によりオゾン水を生成して除菌する「Eco-Clean Ozone」機能も装備。水拭きやステーションのモップ洗浄に使用して清潔を保つ。タッチ操作できる液晶パネルも上部に備える。

タッチ操作に対応

本体サイズと重量は約325×347×96mm、約4.8kg。全自動クリーニングステーションは約383×467×670mm、約11.6kg。掃除時間は最大210分。充電時間は約240分。

従来の上位モデル「Eufy X10 Pro Omni」(右)との比較

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