「気持ちで負けないように」 渋野日向子は“超狭い”コース攻略し上位フィニッシュ

渋野日向子が好プレーを見せた(撮影:南しずか)

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日◇20日◇サハリーCC(米ワシントン州)◇6731ヤード・パー72>

パー5で2オンのバーディ。12メートルを沈めたバーディ。ピンチで決めた2.5メートルのボギーパット。渋野日向子が4バーディ・2ボギーのプレーで、2アンダーでホールアウト。上位争いのなかで、2日目を迎えることになる。

前半の5番で3メートルのパーパットを沈めてしのぐと、続く6番パー5で2オンに成功。しっかりと2パットにおさめ、この日はじめてスコアが動いた。その後はボギーもありながら、終盤で連続バーディ。15番では12メートルを沈めてみせた。

最終18番ではディボット跡からピンそばに寄せてバーディ締め。ホールアウト後には大会を中継するWOWOWのインタビューに答えた。「(フェアウェイが)すごく狭いからちょっとメンタル的にも怖いなと思う部分はるんですけど、そこをしっかり気持ちで負けないようにと思って最後まで振れていた」。木立でセパレートされた狭いホールの攻略には、満足げな表情を浮かべる。

首位とは現時点で2打差。アンダーパーが少ないリーダーボードのなかで2アンダーは際立つスコア。2日目はまだ湿り気のある朝スタートでどこまで追い上げるか。「しっかり気を引き締めてまた切り替えて頑張りたいです」。3週前の「全米女子オープン」は復活を告げる単独2位。2019年の全英以来となるメジャー制覇を近づけるラウンドを目指す。

© 株式会社ALBA