敗れた藤井七冠の地元ではくす玉等撤去…伊藤新叡王「将棋界を盛り上げていけたら」“孤高”の二文字を揮毫

藤井聡太七冠が叡王のタイトルを失ってから一夜明けた6月21日、伊藤匠新叡王が会見し、喜びを語りました。

伊藤匠叡王:
「(昨夜は)なかなか深く寝付くことができなかったんですけど。喜びというものがこみ上げてきたかなというところです」

伊藤叡王は20日、叡王戦で八冠を独占していた藤井七冠に勝利し、シリーズ3勝2敗でタイトルを奪取しました。

伊藤叡王は「孤高」の2文字を揮ごうし、さらなる高みを目指す意気込みを示しました。

伊藤匠叡王:
「熱戦を見せることができたかなと思っているので、今後もそういった将棋をお見せして、将棋界を盛り上げていけたらなと考えております」

タイトルを1つ失った藤井七冠の地元・瀬戸市では、叡王と書かれた懸垂幕や防衛の際に割る予定だったくす玉が撤去されました。

瀬戸市民:
「八冠という言葉を長く聞いていたので、少し寂しい気持ちはあります」

別の瀬戸市民:
「今後もまた上を見て進まれるんじゃないかなと思っています」

藤井七冠は7月1日、永世称号の獲得を目指し、名古屋で棋聖戦第3局に挑みます。

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