![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1176714882064449815/origin_1.jpg)
21日は二十四節気の「夏至」。北半球では1年のうちで日の出から日没までの時間が最も長くなる。
夏本番を思わせる暑さが続く中、平泉町平泉字倉町地内にある広さ約3アールの湿田で「中尊寺ハス」が例年より早く開花した。
同寺金色堂内に安置されている奥州藤原氏4代泰衡の首おけから見つかったハスの種子を800年ぶりによみがえらせたもので、地元第11区町内会が東日本大震災犠牲者の鎮魂と復興の象徴にしようと2017年に同寺から20株を譲り受け毎年花を咲かせている。
近年は猛暑の影響で成長が早まり、今年もすでに20輪近くが開花。ハスは早朝開いた花が昼に閉じるのを繰り返し4日で花びらを散らすのが特徴で、浄土世界をほうふつとさせる淡紅色の気高い姿が通勤、通学中の町民を楽しませている。