スペースX、SESの通信衛星「Astra 1P」の打ち上げに成功

アメリカの民間宇宙企業スペースXは日本時間2024年6月21日に、「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた通信衛星は無事に軌道へ投入されたことが、同社のSNSや公式サイトにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:ファルコン9(Astra 1P/SES-24)

ロケット:ファルコン9 ブロック5
打ち上げ日時:日本時間 2024年6月21日6時35分【成功】
発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)
ペイロード:Astra 1P(SES-24)

Astra 1Pはルクセンブルクの通信衛星会社SESが運営するKuバンドの通信衛星で、ヨーロッパ全域に向けた衛星放送サービスの提供を目的としています。SESは2021年に契約を交わしたタレス・アレニア・スペース社の衛星バス「Spacebus Neo 200」を利用して、2機の衛星「Astra 1P(SES-24)」と「Astra 1Q(SES-25)」を製造すると発表していました。

SESによると、2機目のAstra 1Qは2026年に打ち上げられる予定で、2028年までに既存の通信衛星を置き換えるということです。

【▲ Atras 1pの想像図(Credit: Thales Alenia Space)】

■打ち上げ関連画像・映像

■打ち上げ関連リンク

Source

  • Image Credit: SpaceX
  • SpaceX – ASTRA 1P MISSION
  • SES – ABOUT ASTRA 1P & ASTRA 1Q

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部

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