香川県オリジナル品種のミカン「小原紅早生」の初競り 赤い皮と濃厚な甘さが特徴 高松市

ハウス栽培された香川県オリジナル品種のミカン「小原紅早生」の初競りが高松市の市場で行われました。

赤い皮と濃厚な甘さが特徴の「小原紅早生」は坂出市の畑で生まれた香川県オリジナルの品種です。

21日朝、高松市中央卸売市場には約700kgが出荷され関係者が試食しました。2024年は春に晴天が続いた影響で色付きも糖度も例年に比べて良いということです。

(試食した市場関係者)
「ハウス特有の甘味が強く、皮が薄くてとてもおいしい」

そして、午前7時に初競りが始まりました。過去には1箱250万円がついたこともありましたが……。

21日は25個が入った1箱が40万円で競り落とされました。

(最高値で落札 五色青果/山下賢也さん)
「コスト・経費が全て上がっている中で、生産者さんたちに生産を続けていってほしい気持ちから40万円の値段をつけました」

ハウス栽培の小原紅早生は8月上旬までで、その後は露地物に切り替わります。

また、現在オレンジ果汁は、主要生産国のブラジルで自然災害や病害の影響で供給不足となっていて輸入価格が高騰しています。

大手飲料メーカーなどではオレンジジュースの販売休止や値上げが相次ぐ中、国産みかんの需要が高まることも期待されています。

(JA香川県/小林康彦さん)
「国産果実に注目が集まっているのは肌で感じていますので、これからもっとハウスみかんも露地みかんも(国産品が)必要やなと思われるように頑張りたい」

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