4位・渋野日向子は「非常に良いプレー」 18番スーパーショットで首位と2打差、メジャー女王が称賛

メジャー大会第3戦「KPMG全米女子プロ選手権」に出場している渋野日向子【写真:Getty Images】

米女子メジャー第3戦・KPMG全米女子プロ選手権初日

米女子ゴルフのメジャー大会第3戦「KPMG全米女子プロ選手権」は現地時間20日、ワシントン州サマミッシュのサハリーCC(6731ヤード、パー72)で開幕。渋野日向子(サントリー)は4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダー発進。現時点でトップと2打差の暫定4位につけた。最終18番では難条件からのスーパーショットで見事バーディー締め。中継の解説を務めた女子メジャー覇者も「非常にいいプレーをしている」と称賛している。

10番まで終えて1バーディー、2ボギーだった渋野。14、15番で連続バーディーを奪うと、最終18番パー5では見事な一打を披露した。2打目をフェアウェーに乗せたものの、ボールはディボット跡にはまる不運。それでもスピンをかけたショットを放つと、ピンそばにピタリ。ギャラリーからの拍手喝采にペコリと頭を下げ、難なくバーディーを奪って締めた。

米放送局「NBC」のストリーミングサービス「ピーコック」の中継で解説を務めていた2004年全英女子オープン覇者のカレン・スタップルズさんは「全英女子オープンとは異なるタイプのコースながら、彼女はここまで非常に良いプレーをしていますね」と渋野を称賛。渋野が初メジャー制覇を果たした2019年の全英女子とは異なる趣のコースでの奮闘ぶりに注目していた。

渋野は今月初めのメジャー2戦目「全米女子オープン」で単独2位フィニッシュ。開幕直後から苦しんでいたが復調の気配も見せている。米専門メディア「ゴルフダイジェスト」が公開した「全米女子プロ選手権のトップ25選手ランキング」の記事にも取り上げられ、「全米女子オープンでのシブノの突然の好パフォーマンスは、彼女の今季に再び息を吹き込んだ」と優勝候補の一人に挙げられている。

THE ANSWER編集部

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