150ミリ超の大雨のところも…長崎市でガケ崩れが相次ぐ

梅雨前線などの影響で、県内では150ミリを超える大雨となったところもあり、長崎市ではガケ崩れが相次ぎました。

KTN記者
「がけ崩れの現場です。現在、ブルーシートがかけられていますが、斜面がえぐれているのが確認できます」

ガケ崩れが発生したのは長崎市上小島3丁目の住宅地です。

消防によりますと、21日午前0時ごろ高さ 約7メートル、幅 約10メートルにわたって
ガケが崩れました。

ケガ人はいませんでした。

長崎地方気象台によりますと、梅雨前線や低気圧の影響で県内では20日から21日朝にかけて、所によって激しい雨が降りました。

降り始めからの総雨量は雲仙岳で158.5ミリ、南島原市口之津で151ミリ、長崎で137ミリなどを観測しました。

この雨の影響で20日午後6時ごろ、長崎市西町でもガケ崩れが発生しました。

ガケの上と下に住む3世帯5人が家族や親戚の家に避難しています。

県内では21日夜遅くから22日にかけても、まとまった雨が降り、その後も雨の日が続く見込みです。

長崎市の神浦ダムでは午前10時から事前放流を行っています。

これまでの雨で地盤が緩んでいるところもあり、気象台は引き続き、土砂災害に注意・警戒するよう呼びかけています。

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