「最古の球場」での一戦はカージナルスが勝利 接戦制し5割復帰

【ジャイアンツ5-6カージナルス】@リックウッド・フィールド

日本時間6月21日、現存するアメリカ最古の球場であるリックウッド・フィールドでジャイアンツ対カージナルスの一戦が行われ、カージナルスが接戦を制して6対5で勝利。今季の成績を37勝37敗とし、5割復帰を果たした。カージナルス先発のアンドレ・パランテが6回途中7安打5失点で3勝目(3敗)をマークし、5番手のライアン・ヘルズリーは25セーブ目を記録して「25セーブ機会連続成功」の球団新記録を樹立。ジャイアンツ先発のキートン・ウィンは3回途中5安打5失点で8敗目(3勝)を喫した。

カージナルスは初回に無死1・3塁のチャンスを作り、一死後にノーラン・ゴーマンの犠飛とブレンダン・ドノバンの7号2ランで3点を先制。3回表にエリオット・ラモスの10号3ランで追いつかれたが、直後の3回裏にゴーマンの犠飛などで2点を勝ち越した。5回裏にはドノバンがこの試合3本目のヒットとなるタイムリーを放ち、6対3と3点をリードする展開に。6回表にウィルマー・フローレスのタイムリーなどで1点差とされたが、リリーフ陣が1点のリードを死守し、リックウッド・フィールドでの一戦を制した。

リックウッド・フィールドはアラバマ州バーミンガムにある球場だが、4打数3安打3打点の活躍でヒーローとなったカージナルスのドノバンはドイツ生まれながらアラバマ育ち。南アラバマ大から2018年ドラフト7巡目でカージナルスに指名されてプロ入りしており、地元での一戦で見事な活躍を見せた形となった。また、ジャイアンツでは中堅手のラモスが一時同点となる10号3ラン。2日前に亡くなったばかりのウィリー・メイズ(アラバマ州出身)を称える一戦でアラバマ州に縁のある選手(ドノバン)とジャイアンツの中堅手(ラモス)が活躍し、メイズとの不思議な縁を感じさせた。

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