刃物などを事前に準備、計画的犯行か 商業施設で女子大学生の手を縛り人質にした事件 広島・廿日市市

先月30日、廿日市市のショッピングセンターで女性を刃物で脅して人質にしたとして無職の男が逮捕された事件で、警察は計画的な犯行とみて捜査していることが分かりました。

21日朝、人質強要処罰法違反の疑いで送検された廿日市市可愛の無職・谷澤紘一容疑者(38)は先月30日午後1時すぎ、廿日市市新宮のショッピングセンター1階のイートインスペースで、座っていた22歳の女子大学生の背後から刃物を突きつけ、タオルで両手を後ろに縛って監禁し、「動くな」と言って人質にした後、現場に駆け付けた警察官に対し、「店内の客を全員外に出せ」などと要求した疑いが持たれています。
女子大学生や他の客にけがはなく、調べに対して谷澤容疑者は容疑を認めています。

捜査関係者によりますと、谷澤容疑者が犯行に使った刃物とタオルは事前に用意したもので、計画的な犯行とみて捜査を進めていることが分かりました。
谷澤容疑者と被害者に面識はなく警察は事件の詳しい経緯や動機を調べています。

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