目黒蓮『海のはじまり』の先行映像が涙腺崩壊沸騰 「目黒でダメなら終わり」コア視聴率1%台「月9」の大惨状

目黒蓮(Snow Man)(C)ピンズバNEWS

7月1日にスタートするSnow Man・目黒蓮(27)主演の月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)のポスタービジュアル、本編映像が公開。主題歌がback numberの『新しい恋人達に』になることが発表され、大きな反響を呼んでいる。

6月20日放送の『めざましテレビ』やドラマの公式X(旧ツイッター)で主題歌に乗せた『海のはじまり』のダイジェスト映像が紹介されると、

《これだけでもうウルッとしてしまう》
《朝から…涙腺崩壊しました…》
《楽曲も合わせて絶対に涙無しでは見れないドラマだ》
《朝から映像を見て泣いてます すでに感動をもらってます ドラマ始まる前も盛り上げていきます》

といった声がXには殺到。ドラマへの期待が高まっている。

『海のはじまり』は、2022年10月クールに放送されて社会現象を巻き起こした『silent』(フジテレビ系)の脚本・生方美久氏、演出・風間太樹氏、プロデューサー・村瀬健氏が再び集結し、“親子の愛”をテーマにした完全オリジナルストーリー。

古川琴音(27)演じる7年前に別れた元恋人の死をきっかけに、自身と血のつながった娘の存在を知る28歳の青年・月岡夏(目黒)を主人公にした家族の物語だ。

「『silent』も感動に次ぐ感動で大いに話題を呼びましたが、『海のはじまり』も先行公開されたダイジェスト映像だけで号泣する人が続出。涙なしでは見られない作品になるのではないでしょうか。

主演の目黒さんの演技やビジュアルももちろんですが、大竹しのぶさん(66)と池松壮亮さん(33)は貫禄も存在感も抜群。現在の恋人の有村架純さん(31)の目黒さんに寄りそう表情も素晴らしいですし、ダイジェスト映像だけでも何だか映画を見ているようなスケール。注目度はどう考えても抜群です。

そして、その『海のはじまり』は“月9の最後の切り札”とまで言われている作品です。それぐらいここ最近の月9は数字を落としていて真の窮地に直面していますからね……」(制作会社関係者)

■前評判上々も『366日』は“コア視聴率1.5%”の大惨事

広瀬アリス(29)が主演を、相手役を眞栄田郷敦(24)が務めた4月クールの月9ドラマ『366日』は6月17日に最終回を迎えたばかり。同日の世帯視聴率は6.6%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は3.8%だった。

「テレビ各局は今、13~49歳のコア視聴率を重視していて、世帯視聴率で評価が決まる時代ではありませんが、天下の月9ドラマの最終回でこの視聴率はかなり寂しいものがありますよね。肝心のコア視聴率も厳しく、6月10日は2.0%、6月3日は1.9%、5月27日に至っては1.5%と、かつて隆盛を誇った月9としては考えられない数字でした。

4月クールで最もコア視聴率が高かったドラマが長谷川博己さん(47)主演の『アンチヒーロー』(TBS系)で4%台を推移。月9の『366日』がいかに差をつけられていたかがうかがえますよね」(前出の制作会社関係者)

ドラマ『366日』は人気バンド・HYの楽曲『366日』の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。

脚本は『最愛』(TBS系)、『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系)などの清水友佳子氏、メガホンを取ったのは『義母と娘のブルース』シリーズ、『JIN-仁-』シリーズや『天国と地獄〜サイコな2人〜』(ともにTBS系)などのドラマ、映画を数多く手掛けてきたヒットメーカー・平川雄一朗氏ということもあり放送前の期待感は高かった。

「広瀬さんも郷敦さんも大人気ですし、演技も高く評価されている。そして誰もが知るHYの名曲がモチーフ。制作陣も一流どころがそろいました。

進行もギリギリで、撮って出しといった感じだったといいます。それぐらい監督やスタッフのこだわりが詰まった作品だったはずですし、制作陣も“月9をどうにかしたい”という思いが強かったのでしょう。しかし、数字にはつながらなかった。

月9ブランドの崩壊――それは、昨年7月クールに放送された『真夏のシンデレラ』から始まったのではないかと関係者の間ではささやかれています」(前同)

■『真夏のシンデレラ』→『ONE DAY』で月9ワースト更新

森七菜(22)と間宮祥太朗(31)がダブルを主演務めた『真夏のシンデレラ』は全話の平均世帯視聴率が5.7%と月9最低を更新してしまった。

「時代考証がブレブレでご都合主義な展開もあってかツッコミどころ満載。ドラマのクオリティ面で多くの批判的な意見がありましたよね。ただ、若手の人気俳優がたくさん出演していたこともあり、コア視聴率は3%台と悪くはありませんでした。しかし、その後の『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』がさらに月9ブランドの評価を落としてしまいました」(前出の制作会社関係者)

2023年10月クールの大沢たかお(56)、中谷美紀(48)、嵐・二宮和也(41)がトリプル主演を務めた『ONE DAY』の最終回のコア視聴率は1.6%と振るわず、さらに全話の平均世帯視聴率は5.3%と『真夏のシンデレラ』からさらに月9ワーストを更新してしまったのだ。

「『ONE DAY』は男女3人のクリスマスイブの1日を同時並行で描くという挑戦的な内容になりましたが、場面がコロコロ変わる展開についていけない視聴者も少なくなかった。さらに《演出がチープでモヤモヤするな》など、ストーリーやセリフ回し、演出がチープだという声が多数寄せられてしまいました。二宮さん、大沢さん、中谷さんという超一流キャストを揃えての酷すぎる結果には、逆に驚かされましたよね……」(前同)

『ONE DAY』の次、永野芽郁(24)が主演を、山田裕貴(33)が相手役を務めた今年1月クールの『君が心をくれたから』の最終回の世帯視聴率は6.6%、個人視聴率は3.8%だった。

「コア視聴率は2%台を推移し、最終回では2.5%と微増しました。ただ、主人公が五感を失っていくというあまりに不幸な展開の連続に“見るのがツラい”と離脱する人も少なくありませんでした。そこからさらにコア視聴率を落としてしまったのが『366日』だったんです。

昨今はTVerや配信サービスでドラマを見ることが当たり前になり、リアルタイムで見る人が減っているという事情はありますが、それにしたって天下の月9ドラマの視聴率があまりにも低迷している。これではスポンサーが離れていき、予算が減り、さらにドラマがしょぼくなる悪循環に入っていくことが目に見えます。

そんな最悪の事態を阻止するため、フジテレビ関係者や制作陣も『海のはじまり』に相当期待を寄せているはずです。先行映像からも期待感は膨らみますし、本当に一流どころが集結した『海のはじまり』はやってくれるのではないでしょうか。

ただ、そんな目黒さん主演の『海のはじまり』でダメなら、いよいよ月9ブランドは雲散霧消してしまうのではと……」(同)

目黒、そして一流キャスト&制作陣が集結した『海のはじまり』は、崩壊待ったナシの月9ブランドを救うことができるのだろうか――。

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