辺野古抗告訴訟 控訴審は即日結審

辺野古埋め立て工事で、沖縄防衛局の設計変更申請を不承認とした県の処分を国交大臣が取り消したのは違法だとして県が国を訴えた裁判の控訴審が20日開かれ、即日結審しました。

この裁判は普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり軟弱地盤の改良に向けた沖縄防衛局の設計変更申請を不承認とした県の処分を国交大臣が取り消した裁決は違法だとして、県が裁決の取り消しを求め国を訴えたものです。2023年11月の一審判決で那覇地裁は裁決の違法性についての判断をせずに、県の訴えを「不適法」として却下した事から、県は、実質的な審理をするため地裁へ差し戻すよう求めて控訴しました。

きのう福岡高裁那覇支部で開かれた控訴審の初公判では口頭弁論は行われず即日結審しました。判決は9月2日に言い渡される予定です。

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