“因縁の対決”はチームが変わる大チャンス 「黙って結果で示す」モンテディオ山形がホームで仙台と対戦【山形発】

サッカーJ2・モンテディオ山形の次の対戦は、ホームでの「みちのくダービー」だ。もがき苦しむ中での因縁の対決は、チームが変わるチャンス。勝利を渇望する思いをライバルにぶつける。

「負けから学ぶことはあるが…」

6月18日に、チームは22日の仙台戦に向けた練習を公開した。前節は、下位に沈む鹿児島に逆転負け。選手たちにはかなりのショックが見られたというが、仙台とのみちのくダービーに向け、指揮官は気持ちの切り替えを促した。

渡邉晋監督:
ここまで20試合戦って半分負けている。負けから学ぶことはたくさんあるが、「もういい加減いいだろう」と。「この週末のゲームから我々が結果で示すしかない」と伝えた。

4月に行われたアウェイでのみちのくダービーでは、仙台のねらい通りにゲームを進められ、0対2の完敗。

今シーズンに仙台から加入し、思いを強くして古巣に向かった氣田亮真選手は、前回の対戦について「やっぱりものすごく悔しい気持ちもあったし、結果で見返せなかった思いが強いので、やられた分はしっかりやり返したい」と語った。

昨シーズンの“再現”願うサポーター

相当悔しかったのはサポーターも同じ。期待しているのは、ホームで仙台を4対1で圧倒した昨シーズンの再現だ。

山形市から来たサポーターたちは、「去年と同じ大量得点で勝ってほしい」「絶対負けないという強い気持ちで、仙台に絶対勝ってほしい」と勝利を願う。

天童市から来たサポーターたちも、「大量得点で終わる試合が見たい」「後半戦、巻き返すにあたって、ダービーに勝てば弾みがつくと思うので、ぜひホームで勝ってほしい」と期待を込めた。

「変わるきっかけとしていい相手」

現在、仙台は上位争いをする6位。山形は14位と、前回の対戦から水をあけられた形だが、この状況で迎える「因縁の対決」をチームは反転攻勢へとつなげるチャンスと捉えている。

氣田亮真選手:
いい雰囲気でできると思うし、こういう舞台で輝けるかが大事。チームが変わるきっかけとしてはすごくいい相手。サポーター含め、全員で勝ちたい。

渡邉晋監督:
我々にとっては、変わる大きなチャンスだと考えている。ダービーがどういうものか理解している。黙って結果で示したい。

雪辱を果たすみちのくダービーは、22日午後5時キックオフだ。

(さくらんぼテレビ)

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