[２０日 ロイター] - 米オラクルは２０日、スペインでの需要拡大に対応するため、人工知能（ＡＩ）とクラウドコンピューティング部門に１０億ドル以上を今後１０年間で投資すると発表した。
投資資金は新たなクラウド地域設立に充てられるほか、欧州連合（ＥＵ）のデジタル・オペレーショナル・レジリエンス法（Digital Operational Resilience Act）や欧州アウトソーシング・ガイドライン（European Outsourcing Guidelines）といった規制への対応も支援する。
マドリードにおけるオラクルの３番目のクラウド地域となる。最初のクラウド地域は２０２２年に開設された。同社はこのプロジェクトでテレフォニカ・エスパーニャと提携する。
オラクルのスペイン部門担当アルバート・トリオラ氏は「スペインのあらゆる規模・業種の組織を支援し、クラウド技術の採用を加速させて業績を向上させるという取り組みを再確認している」と語った。
同社は先週、２０２５年度の売上高が２桁成長するとの見通しを示した。ＡＩを活用したクラウドサービスへの需要が堅調であることを示した。
