渋野日向子「気持ちで負けないように」 岩井明愛、西郷真央と並ぶ4位発進

メジャー初日を2アンダー「70」で終えた渋野日向子(撮影/村上航)

◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日(20日)◇サハリーCC(ワシントン州)◇6731yd(パー72)

フルタイムでの参戦は今季で最後になるレキシー・トンプソンが6バーディ、2ボギーの「68」で回り、4アンダー単独首位で発進した。プレーオフで敗れた前週「マイヤーLPGAクラシック」の好調をキープし、2014年「クラフトナビスコ選手権」(現シェブロン選手権)以来のメジャー2勝目へ好スタートを切った。

渋野日向子、西郷真央、岩井明愛の3人が「70」でプレーし、12人が出場する日本勢最高位の2アンダー4位で滑り出した。

4バーディ、2ボギーでプレーした渋野は、「ショットは悪くないし、むしろ良かった」とフェアウェイキープ率85.7%(12/14)、パーオン率72.2%(13/18)をマークした。

左右に木々が迫るタフなホールが続く中で、「気持ちで負けないように、しっかり振れていたと思う」と評価した。中盤の2ボギーで一時はオーバーパーに落としたが、後半15番で約12mを沈め、最終18番(パー5)は3打目をピンに絡めてバーディ奪取。上がり5ホールで3バーディを奪うスパートをかけ、「諦めずにバーディを獲れて良かった」とうなずいた。

「パリ五輪」代表争いで“圏内”の2番手につける古江彩佳、4番手で追う山下美夢有がともに「71」とし、1アンダーの15位と上位でスタートした。

イーブンパー22位に、ダブルボギー発進から巻き返した勝みなみ。2オーバー54位に「全米女子オープン」からのメジャー連勝がかかる笹生優花。4オーバー89位に西村優菜。5オーバー107位に五輪争い3番手の畑岡奈紗、竹田麗央、岩井千怜。9オーバー142位に稲見萌寧が続いた。

トンプソンに次ぐ3アンダーの2位に、世界ランキング1位のネリー・コルダとパティ・タバタナキット(タイ)。渋野、西郷、岩井を含めた4位に、アリセン・コープス、セリーヌ・ブティエ(フランス)ら11人が並んでいる。

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン