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西武の親会社である西武ホールディングス(HD)の定時株主総会が21日、所沢市内で行われ、歴史的低迷を続ける西武球団への質問が相次いだ。
質疑応答に入ると、株主から早々と飛び出したのが球団に関する話題だ。交流戦前に松井稼頭央監督が休養となり、渡辺久信GMが監督代行になった件について「チームOBよりも勝てる監督を選んでください」という切実な声が上がり、会場から賛同の拍手が起こった。
さらに「チームの雰囲気が緩いのでは。外部からの血があったほうがいい」「勝つことが最大のファンサービス」といった声にも拍手が…。厳しい声に耳を傾け続けた後藤取締役会長は「ライオンズをもう一回、大々的な改革をやって常勝軍団を取り戻す」と力強く語った。
ただ、株主の〝追及〟は球団運営やチームづくりにとどまらなかった。本拠地のベルーナドームに対しても話が及び「夏は暑すぎるし、冬は寒すぎる」「電車の本数が少なく行くのに困る」との意見も上がった。
一方、昨オフにFAでソフトバンクに移籍した山川についても株主から疑念が向けられ「山川の移籍についてタンパリングがあったのでは」「不法行為を起こした選手に対して損害賠償請求をする気はないのか」などの質問も飛び出した。
この日からリーグ戦が再開されるが、試合前の時点で19勝44敗で借金25。現場が新体制となってからも低迷から抜け出せず、株主たちの不満が充満している。