「借金」は作らないけれど「貯金」もない彼氏。将来のことを考えたら、結婚は諦めるべきでしょうか…。

貯金のない彼氏とは別れるべきか

貯金のない彼氏と「結婚したい」と言ったら、家族や友人は大反対するでしょう。借金がないといっても、これから先も借金をつくらないとは言い切れないので、不安は募るばかりです。

しかし、彼氏のことが好きなら、貯金がないというだけでは別れる気にはならないでしょう。

現在彼氏に貯金がなくても結婚したいのであれば、2人で協力してお金を貯めるという選択肢もあります。貯金がない人は、貯金をする目標がないから貯められないということもあるようです。2人で結婚に向けてお金を貯めるなら、しっかりした目標があるので、貯金できる可能性が高くなります。

結婚にはいくら必要?

そもそも、結婚にはどのくらいお金がかかるのでしょうか。それがわからないと、貯金の目標額も決められません。結婚に必要な費用は、披露宴と結婚指輪、新婚旅行の3つに分けられます。

披露宴の費用

披露宴は、招待するゲストの数が増えると当然、費用も高くなります。招待客が100人を超えると、400万円以上かかることもあるようです。披露宴の費用を抑えるには、家族や親しい友人だけの食事会にするとかなり安くなります。

ただし、披露宴に招待された人はご祝儀を包むので、かかった費用をほとんど回収できたり、ご祝儀のほうが多かったりする場合もあります。

結婚指輪の費用

結婚指輪の費用は、「給料の3ヶ月分」といわれた時代もありましたが、最近では10万円~30万円ほどの指輪を買い求める人が増えているようです。結婚指輪だけでなく、婚約指輪も用意する場合はその倍ほどの金額になります。

新婚旅行の費用

新婚旅行は、行く場所や日程によって費用が変わりますが、多くの人が新婚旅行先に海外を選んでいます。海外の新婚旅行先ではハワイが人気があり、費用は総額で30万円~50万円くらいが相場となっています。もちろんさらに安いツアーもあるので、費用を抑えることは可能です。

また、新婚旅行先に海外を選ぶ人が多い一方で、最近では国内旅行を選ぶ人が全体の4割を占めています。新婚旅行の費用を抑えるなら、国内旅行を選ぶのもおすすめです。

どうしても結婚したいなら

貯金のない彼氏とどうしても結婚したいなら、お金を切り詰めるしかありません。結婚に関するお金を節約するには、以下のような方法があります。

披露宴の規模を小さくする

大きなホテルで披露宴を行わず、家族や友人だけで、レストランを貸し切って行うと費用が安くなります。また、披露宴を行わない写真だけの結婚式もあるので、こちらも選択肢に入れましょう。

結婚指輪だけにする

通常は婚約指輪と結婚指輪の両方を用意しますが、結婚指輪だけにすると費用が半分で済みます。自分たちで手作りする指輪にすれば、もっと費用が抑えられます。

新婚旅行は時期を選ぶ

旅行先には、必ずオフシーズンがあります。

オフシーズンは料金が安いので、費用を抑えるなら、観光客が少ないこの時期が狙い目です。オフシーズンは天候に恵まれないこともありますが、観光客が少ないので、ホテルなどのサービスが良いこともあります。

さらに結婚に必要な費用を切り詰めたいなら、新婚旅行をあきらめるのも、選択肢の1つとして考えましょう。

共働きをする

結婚したら、専業主婦になりたいという女性もいるでしょう。しかし、貯金のない彼氏と結婚するなら、共働きは当たり前と考えなければなりません。最近では共働きの世帯が増えていますし、結婚前の仕事を続けるだけと考えれば、難しいことはないでしょう。

出典

家計調査 / 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 政府統計ポータルサイト
男女共同参画白書(概要版) 平成30年版

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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