【体操】19歳のエース・宮田笙子が若きチームメートたちから刺激「勢いがあるので、乗せてくれる」

印西市役所を表敬訪問した宮田笙子

体操女子でパリ五輪代表の宮田笙子(順大)は〝若き力〟に刺激を受けている。

パリ五輪の団体メンバー5人の平均年齢は17・8歳。19歳の宮田と牛奥小羽(日体大)が最年長という若き構成になっている。宮田は「体操女子だと大学生になったらちょっと若いって言いにくい」と苦笑いを浮かべながらも「一緒に合宿をしていて、やっぱり自分より若い選手とかの元気のある演技、行動もそうだけど、勢いがあるので、乗せてくれるので合宿も楽しい」と声を弾ませた。

最大の目標は団体でメダルを獲得すること。女子代表は1964年東京大会以降、60年表彰台から遠ざかっている。「安定感を大事にして、みんなから信頼される演技がしたい。自信を持って演技をすることによって、周りの選手もついてきてくれると思うので、自分が一番自信を持ってやりたい」とエースの自覚をにじませた上で「みんなを見ていて自分のやるべきことをしっかりやっているなと思うので、それぞれの役割をしっかり果たすことが団体のメダルに近づくかなと思う」と力強く語った。

21日には順大の体操競技部が拠点を置く千葉・印西市役所を表敬訪問。「プレッシャーだとか、期待を力に変えて演技したい。今までお世話になった方々への感謝もあるし、それを出し切れるように練習をしっかり積みたい」と抱負を述べた。

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