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鹿児島県警の情報漏えい事件で、警察庁は21日、県警トップ野川明輝本部長の隠蔽が指摘された枕崎署員による盗撮事件の捜査指揮に関し、きめ細かい確認と指示を現場にしていなかったとして、野川本部長を長官訓戒の処分とした。野川本部長は記者会見を開き、隠蔽については改めて否定した。
鹿児島地検は同日、国家公務員法(守秘義務)違反の罪で、野川本部長の隠蔽を主張する前県警生活安全部長本田尚志容疑者(60)を起訴した。鹿児島地裁は同日、本田被告の保釈を許可した。
鹿児島県公安委員会は、野川本部長が隠蔽を指示した事実は見当たらないとのコメントを発表した。
起訴状によると退職後の3月28日ごろ、2月14日付で、生安部長名で作成された、警察官によるストーカー事件の捜査経過や被害者の氏名などが記載された書面のうち、作成日付や作成名義を除いた部分の写しを外部に郵送したとしている。
野川本部長は、公表を望んでいないストーカー事件の被害者の個人情報が含まれており「公益通報ではない」と判断したと述べた。
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