原摩利彦、映画『ドクちゃん ーフジとサクラにつなぐ愛ー』のサントラを配信 未公開映像を取り入れたクリップも公開

ビート作品からポスト・クラシカル、音響的なサウンドスケープまで幅広い表現手法を用い、国内外で活躍する音楽家の原摩利彦が、5月より公開中のドキュメンタリー映画『ドクちゃん ーフジとサクラにつなぐ愛ー』のサウンド・トラック『Dearest Viet Original Soundtrack』のデジタル / ストリーミング配信を6月28日(金)より開始。あわせて、リリースを記念した未公開映像付き特別クリップも公開されています。

『ドクちゃん ーフジとサクラにつなぐ愛ー』は、ベトナムの元結合双生児“ベトちゃんドクちゃん”として知られる“ドクちゃん”ことグエン・ドクさんが、1988年に分離手術に成功した後も深刻な健康問題を抱えながらも、双子の子ども・フジくんとサクラちゃんの父親として、また平和のアンバサダーとして生きる姿を捉えたもの。

今回公開されたクリップは、本編では使わなかった未公開フッテージやドクちゃんの自撮り映像などを取り入れた作品。テーマはドクちゃんの“生きる力”となっており、今も彼の体の中で存在し続ける枯葉剤に真っ向から立ち向かい、愛する子どもたち、フジとサクラのためにも一生懸命生きるドクさんを感じられる内容となっています。また、サウンド・トラックのリリースを祝してグエン・ドクと監督の川畑耕平よりコメントも到着しています。

[コメント]
原さんの音楽が加わった自分の姿をスクリーンで見た時、どんな困難をも乗り越えていくため、まず自分自身を乗り超えたいという意志とともに明るく美しい世界へ向かっていくような、前向きな考え方と感覚、そして力が湧いてきました。サントラ盤リリースおめでとうございます。
――グエン・ドク

まだ編集の段階で届いた原摩利彦さんの音楽。静謐の中から情感が次第に高まっていき、そして主人公であるドクさんの心のうちを画面から溢れ出させるような豪然たるチカラを持っていた。極限まで修飾を削ぎ落とした洗練された音楽は映画の持つ意味を何倍にも増幅してくれた。
――川畑耕平

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