思い出の地イギリスご訪問へ 天皇陛下語る雅子さまとの思い出…留学時代に来店された洋服店「来てくださったら素晴らしい」

22日から約1週間、国賓でイギリスを公式訪問される、天皇皇后両陛下。
19日に開かれた会見で、陛下はオックスフォードを訪問することが楽しみだと話されました。

天皇陛下:
私がいた当時と今で、どのようにオックスフォードが変わってきているか、そういったところは、是非確認してみたいと思います。

オックスフォードは、皇后・雅子さまも外務省時代に留学されていて、お二人にとっては思い出の場所です。

陛下が留学時代に実際に買い物をされたことのあるお店でもある、イギリス・オックスフォードの洋服店のスタッフは、ご訪問に際しこんな期待を述べました。

「シェパード・アンド・ウッドワード」のスタッフ:
天皇陛下がまた、オックスフォードに来られることをうれしく思います。この町は、陛下が留学されていた人生において大切な場所ですから。
私は当時から働いているのですが、陛下が店に来られときにお会いしたり、接客したりしたことはありません。今回は、お店には来られないでしょうが、もし、来て下さったら素晴らしいですね!

両陛下の間でも、よく話題になるというオックスフォードでの学生生活。
しかし、一つだけ避けたい話題があるといいます、それは…。

天皇陛下:
ただ一つだけ避ける話題としましては、オックスフォードで私はマートンに行って、雅子はベイリオルに行ったわけですが、どちらのコレッジが古いかという話があります。
これはお互いが自分たちの方が古いと主張していて、なかなか結論が出ないところのように聞いております。

お二人がそれぞれ通われたコレッジのどちらが古いのか、という問題については、話をしないようにしていると、ユーモアを交えて語られました。

天皇陛下:
オックスフォードの2年間は、私たち二人にとって、本当にいろいろなことがあって、一言ではとても表現できないような日々でした。
やはり、二人ともオックスフォードで学び、2年間という非常に貴重な時間を、それぞれ時期は違いますけれども、過ごすことができて、いろいろな経験をすることができたことは、二人で会話をしていく上でもとても役に立つと思いますし、また、お互いを高め合っていく上でも、オックスフォードでの経験というのは、大きなものがあったのではないかと思っています。
(めざまし8 6 月21日放送)

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