JR新潟支社 特急シンボルマーク・上沼垂色の特急「いなほ」7月31日運転 など【今週の交通新聞より】

2024年6月17日~6月21日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR東日本 「遊ぼう!学ぼう!家族の夏旅」キャンペーン始まる
・JR東海・JR西日本 「ドクターイエロー」引退へ 今後はN700S営業車で検測
・JR四国 「時代の夜明けのものがたり」乗車4万人
・JR新潟支社 特急シンボルマーク・上沼垂色の特急「いなほ」7月31日運転
・JR北海道・JR東日本・JR九州 合同スタンプ台紙作成

6月17日 月曜日

JR東日本 「遊ぼう!学ぼう!家族の夏旅」キャンペーン始まる


家族の夏旅を提案 催事、お仕事など特別な体験

JR東日本は15日から、今年の夏を思いっきり楽しんでもらえるよう、「遊ぼう!学ぼう!家族の夏旅」キャンペーンをスタートさせた。ウェブサイト「JRE MALL チケット」で販売する鉄道イベント・お仕事体験のチケットや、夏ならではの体験プラン、家族向けの旅行商品、お得な「夏はこどもと冒険だ! どこかにビューーン! with Kids」キャンペーン、「上越しんかんせんに乗ろう!夏旅こども絵日記きっぷ」の発売など、数多くの企画を通じて特別な体験を楽しむ家族の夏旅を提案する。9月1日まで。

期間中、「JRE MALL チケット」では、鉄道イベント・お仕事体験プランとして、「Suica・自動改札機とホームドアで学ぶ磁力の世界in大宮」(7月27日、小学生対象・親子限定、発売中)、「めざせ!未来の運転士!~乗務員お仕事体験in盛岡」(8月10、17日の各日4回、同、7月上旬発売)などを用意した。

幅広い世代で楽しめる現地ならではの体験プランは、「第76回諏訪湖祭湖上花火大会観覧席」(長野県諏訪市、8月15日、今月下旬ごろ発売予定)、「秋田の夏酒を愉(たの)しむ夕べ」(秋田県仙北市、今月22日、発売中)など。プランは順次更新予定。

旅行プランでは、上越新幹線越後湯沢駅とGALA湯沢で開催する「シンカリオン チェンジ ザ ワールド」スタンプラリー関連、東北新幹線の車内で新幹線乗務員が授業を行う「新幹線が教室になる!新幹線乗務員と行く自由研究列車~新幹線運転士、車掌と一緒に自由研究に取り組もう~」、子どもが楽しめるコンテンツが充実しているリゾートホテル「あてま高原リゾート ベルナティオ」(新潟県十日町市)、縄文文化をテーマに青森駅東口ビル内「あおもり縄文ステーション じょもじょも」や青森の縄文遺跡群を巡る旅などをラインアップする。

「夏はこどもと冒険だ! どこかにビューーン! with Kids」キャンペーンは、JRE POINTを使って四つの駅の中から一つの駅へ新幹線で往復旅行できる「どこかにビューーン!」で、利用時に必要な子どものポイントが通常(6000ポイントまたは5000ポイント)の半分になるクーポンをプレゼントする。

枚数はえきねっと会員1人につき5枚で、複数回の旅行に分けて使用も可。乗車期間は7月13日~9月1日(8月9~18日を除く)。申し込み期間は今月22日~8月26日。

「上越しんかんせんに乗ろう!夏旅こども絵日記きっぷ」は、えきねっとで発売する子どもを対象とした企画乗車券で、平日の上越新幹線自由席が片道1000円で利用できる。東京―新潟間の通常期・子ども所定額と比べた場合は4110円割安となる。

新幹線のイラスト入り案内券付き。利用期間は8月19~30日の平日。発売期間は7月19日~8月27日。商業施設「CoCoLo新潟」「CoCoLo長岡」、GALA湯沢での割引などの特典もある。

このほか、ウェブ販売限定の価格変動型個人旅行商品「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」で、今月30日までに予約すると最大2万円割り引く夏旅クーポンを配布中。さらに、夏の平日に旅行すると、秋の平日旅行に使える「同パック」割引クーポン(1万円分)を抽選でプレゼントする企画も実施する。


6月18日 火曜日

JR東海・JR西日本 「ドクターイエロー」引退へ 今後はN700S営業車で検測


JR東海とJR西日本は13日、東海道・山陽新幹線の新幹線電気軌道総合試験車923形(通称・ドクターイエロー)について、老朽化のため検測走行を終了し、引退すると発表した。JR東海所属の0番代・T4編成は2025年1月、JR西日本所属の3000番代・T5編成は27年以降をめどに検測を終了する。ドクターイエローが行う検査は、27年からJR東海保有のN700S車両に導入する営業車検測機能で代替する予定。

700系をベースに製造されたドクターイエローは、T4編成が01年に運用開始。T5編成は05年に製造された。両編成を交互に、約10日に一度の頻度で両新幹線の営業路線を高速で走行しながら、電気や軌道などの設備の状態を検測している。安全・安定輸送と快適な乗り心地を維持するため活躍してきた。

JR東海では、ドクターイエローの主な検査項目のうち、電車線設備のトロリ線の摩耗状態や高さ、レールに流れるATC信号の受信レベルなどは、既に22年から既存のN700S営業車で検測を開始。軌道の形状やパンタグラフの挙動なども、27年以降にN700Sで検測していく。列車無線の通信状態は、27年1月に予定するミリ波列車無線の運用開始で検測が不要となる。

引退に伴い、JR東海ではこれまで支えてくれた人々への感謝の気持ちを込めて、車両基地での撮影会や体験乗車、車体掃除のイベントを開催するほか、記念グッズの販売を予定している。詳細は決まり次第発表する。


6月19日 水曜日

JR四国 「時代の夜明けのものがたり」乗車4万人


JR四国の観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」(土讃線高知―窪川間、同―土佐くろしお鉄道奈半利間)の累計利用者数が15日、4万人を達成した。同社では、同日の利用者や停車駅で物産販売、手振りなどのおもてなしをしている関係者にオリジナル缶バッジを進呈した。

同列車は、本格的観光列車「ものがたり列車」の3本目として2020年7月4日に運転開始。キロ185形2両編成。缶バッジは同列車のアテンダントがデザインしたもので、車両前面や「4万人のありがとう」の文字をあしらった。

同社の3本の「ものがたり列車」に乗車するツアーに北海道から参加した女性は「ひょっとしたら自分が4万人目と考えると、旅の良い思い出になりました」と話した。


6月20日 木曜日

JR新潟支社 特急シンボルマーク・上沼垂色の特急「いなほ」7月31日運転


羽越線全通100周年を記念

JR東日本新潟支社は7月31日、「特急シンボルマーク」を取り付けた「上沼垂色(かみぬったりしょく)」の特急「いなほ」(E653系4両編成)を同日限定で運転する。同日の羽越線全線開通100周年を記念した。

同支社では新潟車両センター所属のE653系H202編成の塗色を、「スノーホワイト(雪国の白)」に「マリンブルー(日本海の青)」「プレイングリーン(越後平野の緑)」の帯が入る上沼垂色に変更。4月21日から営業運転を行っている。

特急シンボルマークは、1958年に当時の国鉄が公募し、5000点を超える中から選ばれた金色と銀色に輝くエンブレム。スピード感を表現した翼をモチーフとした逆三角形のデザインで、特急電車・特急気動車のシンボルマークとして先頭車の前頭部に掲げられた。

同日の対象列車は、「いなほ3号」(新潟発10時48分、酒田着13時1分)と「同10号」(酒田発14時41分、新潟着16時49分)。3号では新潟、新発田、村上、鶴岡駅で見送りと、終点の酒田駅1番線ホームで自治体や社員らによる出迎えを行う。新潟、新発田、村上駅からの乗客には、各駅ホームで記念列車カードも配布する。


6月21日 金曜日

JR北海道・JR東日本・JR九州 合同スタンプ台紙作成


新幹線で超長距離旅 最極端駅踏破めざせ

東西南北最極端の新幹線駅スタンプを集めよう!――。JR北海道函館支社とJR東日本盛岡支社、JR九州は7月19日から、北海道新幹線新函館北斗、東北新幹線八戸、西九州新幹線長崎、九州新幹線鹿児島中央の4駅で「最極端駅合同駅スタンプ台紙」を配布する。観光産業などの交流を通じて友好関係を深めることなどを目的に共同で企画したもので、4駅分集めた人のためのプレゼントも用意。3社では「各駅のスタンプを集める〝超長距離〟の旅にチャレンジしてみてはいかが」と呼び掛けている。配布は来年3月31日まで。

新幹線駅の最北端は新函館北斗(北海道北斗市市渡)、最東端は八戸(青森県八戸市尻内町館田)、最西端は長崎(長崎市尾上町)、最南端は鹿児島中央(鹿児島市中央町)。台紙は1人1枚。表はそれぞれの駅外観の絵をデザインし、裏面は「来駅証明書」となっている。

入手方法は、当日に大人用入場券(新函館北斗200円、八戸150円、長崎、鹿児島中央170円)を購入し、未使用の状態で駅の引き換え箇所で提示する。八戸駅の入場券は、在来改札口の券売機で発売するものは対象外。

引き換え箇所は、新函館北斗がみどりの窓口(6~19時)、八戸が新幹線改札口(6時15分~23時)、長崎が新幹線改札口(6時~23時40分)、鹿児島中央が総合観光案内所(8~19時)。スタンプは、従来から設置してあるものを押印する。設置場所はみどりの窓口など。

また、新幹線を利用して4駅全ての台紙と駅スタンプを集めると、台紙に「踏破証明スタンプ」を押印した上で、ノベルティー詰め合わせをプレゼントする。ノベルティーは都合により配布を終了する場合がある。台紙の配布は、来年4月以降も予告なく継続する場合がある。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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