2024年版こども白書決定 加藤子ども大臣「こども真ん中社会の実現に活用を」

政府は21日、2024年版のこども白書を決定した。

こども白書は、これまでの少子化社会対策白書や子供・若者白書など3つの白書を一本化し、初めてまとめられたもので、「次元の異なる少子化対策」の具体策や財源を盛り込んだ「こども未来戦略」など、政策の実施状況を掲載している。

加藤こども政策担当相は閣議後会見で「国民がこども政策に関する理解や関心を深める一助となり、こどもまんなか社会の実現に向けた機運の醸成に広く活用されることを期待している」と述べた。

白書では特集として日本を含めた5カ国(日本、アメリカ、ドイツ、フランス、スウェーデン)の13~29歳を対象にした「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」の結果も公表している。

「自分自身に満足しているか」という問いに対し「そう思う」と回答したのは、日本57.4%、アメリカ73.2%。、ドイツ73.9%。、フランス75.6%、スウェーデン72.3%だった。

日本は前回の2018年の調査から12.3ポイント上がったものの、諸外国と比べて依然として低い傾向にあることがわかった。

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