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西武ホールディングス(HD)の定時株主総会が21日、埼玉県所沢市内で開かれ、西武ライオンズ・奥村剛球団社長(56)が現在、借金25でパ・リーグ最下位に低迷するチームの現状を株主に謝罪した。
奥村社長は「現在成績が振るっておらず、たいへん皆さま方にはご期待に添えず申し訳なく思っています」と頭を下げた。
奥村社長は5月26日に松井稼頭央監督(48)の休養が発表され、渡辺久信GM(58)が監督代行を務めることになった人事の経緯について「チームの現状や戦績を分析して球団内で議論を重ね、今回については現状をよく把握しているGMに監督代行をお願いしました」と説明した。
その上で「シーズン中でもございますので、まずはこの布陣でしっかりと上位を目指して、もう一度勝利に執念を持ってチームは戦っていく所存でございます。どうかご理解賜りますようお願い申し上げます」と株主に理解を求めた。
西武は現場の指揮官が松井監督から渡辺代行に代わった交流戦でも4勝14敗と低迷が続き、松井政権時から借金を10増やす形で交流戦を2年連続最下位で終えた。総合成績でも19勝44敗と苦しい戦いから抜け出せておらず5位オリックスとの差は10・5ゲームに開いている。チームはこの日、午後6時からナイターでオリックス(京セラドーム大阪)と対戦する。