2022年度ついて 国民1人当たり年間3万2125円に相当

とちぎテレビ

食べられるのに捨てられた「食品ロス」が2022年度は472万トンで、廃棄された食品の価値などから経済損失は4兆円とする推計がまとまりました。

これは政府が21日、発表したもので、食べられるのに捨てられた「食品ロス」が2022年度は472万トンで、廃棄された食品の価値などから経済損失は4兆円と推計されます。国民1人当たりでは年間3万2125円に相当します。ただ、発生量自体は推計を始めた2012年度以降で最も少なくなりました。

政府は2030年度までに食品ロスを、飲食店やコンビニといった事業者と家庭で、それぞれ2000年度に比べて半減する目標を掲げています。推計によりますと、2022年度の事業者からの排出は236万トンで、半減目標を8年早く達成しました。

一方、家庭分は236万トンと目標には届いていないものの、事業者分が大きく減ったことで、全体では2000年度の半分に当たる489万トンを下回りました。

政府は問題を身近に実感してもらい、削減に一層、取り組んでほしいとしています。

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