JR東など、飲食つき「グランクラス」料金を2025年4月改定へ 東京~仙台間は1万1190円に

「グランクラス」車内

JR東日本、JR西日本、JR北海道は21日、「グランクラス(飲料・軽食あり)」の料金を見直すと発表した。

「グランクラス」は、東北新幹線や北陸新幹線などにおける最上位の座席クラス。一部列車では、飲料・軽食サービスも提供している。料金の見直し対象は、飲料・軽食サービス提供列車に適用する「グランクラス(A)料金」。「はやぶさ」「かがやき」などが主な対象となる。

見直し後の料金(大人・小児同額、運賃・特急料金は含まず)は、各社内の相互発着区間内が100キロ以内8300円(現行6540円)、100キロ超200キロ以内9800円(現行8040円)など、JR東日本とJR西日本をまたがって乗車する場合が201キロ超400キロ以内9690円(現行8380円)など。区間別では、東京~仙台・長野間が1万1190円(現行9430円)、東京~新函館北斗間が2万400円(現行1万7780円)、東京~金沢間が1万7990円(現行1万5370円)などとなる。なお、「やまびこ」「とき」「あさま」など、飲料・軽食サービスの非提供列車に適用する「グランクラス(B)料金」は、現行料金から変更しない。

各社では、食品の原材料価格やアテンダントの賃金などを取り巻く経営環境の変化を受け、料金を見直すとしている。改定後の料金は、2025年4月1日発売分より適用する。

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