Kirsty Needham
[シドニー 21日 ロイター] - オーストラリアのマールズ国防相は21日、ラジオ番組のインタビューで、中国とオーストラリアの国防相の年次会談を再開させたいとの考えを示した。
マールズ氏は、何年も凍結されていた両国の国防分野の対話について、再開しつつあるが、国防トップが定期的に会談していた10年前の状況には戻っていないと指摘した。
「両国の間にある根本的な問題を解決することにはならないが、一定の状況下で両国の行動について理解を深めることになる」と説明し、情勢の緊迫化を回避できると語った。
中国軍の戦闘機は先月、黄海上で飛行していた豪州軍のヘリコプターの周辺に照明弾を投下した。中国は同国領空に接近しないようにとの警告だと主張した。
マールズ氏は、両国の国防相が1年に1度会談することで問題発生時のコミュニケーションが可能になり、相手の行動を把握できるようになると指摘した。