by 樽井 秀人
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ノルウェーのVivaldi Technologiesは6月19日(現地時間)、デスクトップ版「Vivaldi 6.8」を正式公開した。本バージョンでは、内蔵のメール機能が「Vivaldi メール 2.0」へとアップグレードされている。
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「Vivaldi メール 2.0」はデフォルトでメールのプリフェッチが有効になっており、メールヘッダーを読み込むと、メール全体があらかじめローカルディスクへ保存される。これにより、検索の際にタイトルや受信者、送信者だけでなく、メール本文も検索対象に含めることが可能。また、メールを開かなくても一覧で本文の最初の数行がプレビュー表示される。メールのタイトルが不親切でも、内容を一目で把握できるというわけだ。
プリフェッチする期間は、使い方に合わせて1日、1週間、1カ月(デフォルト値)、1年、すべてのメッセージから選択可能。新着メールをすばやく処理したい場合は短く、過去のメールを検索する機会の多い場合は長くとるのがよいだろう。
そのほかにも、「Vivaldi メール 2.0」にはメッセージの末尾から素早く返信を作成できる「クイックリプライ」機能、誤って行った操作を瞬時に巻き戻せる「最新のメール操作を取り消す」機能などが利用可能。従来バージョンに比べ、大きく操作性が向上している。
なお、「Vivaldi メール 2.0」以外の改善点は、以下の通り。
- タブのメモリ使用量をリアルタイムに表示
- アドレス欄から開いているタブに移動できる機能
- 「Google Chrome」拡張機能のインポート
- ブレイクモードの再開ボタンに、まるで息をしているかのようなアニメーション
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デスクトップ版「Vivaldi」は、Windows/Mac/Linux/ChromeOSに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。
ソフトウェア情報
「Vivaldi」Windows版
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8,1/10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.8.3381.44(24/06/19)