越谷アルファーズ退団の長谷川智也、新天地は“ライバル”アルティーリ千葉「必ずB1に」

アルティーリ千葉は6月21日、2024-25シーズンにおいて長谷川智也と契約合意したことを発表した。

現在35歳の長谷川は、185センチ82キロのシューティングガード。新潟商業高校、法政大学を経て、2012年に越谷アルファーズの前身に該当する大塚商会アルファーズでキャリアを始めた。シーホース三河で2016年のBリーグ誕生を迎え、サンロッカーズ渋谷、大阪エヴェッサでもプレーした。

2020-21シーズンに越谷へ復帰すると、2023-24シーズンはキャプテンとしてチームのB1昇格に貢献。シーズン終了後に双方合意の契約解除が発表され、クラブを通じて「4年前、アルファーズに復帰した時の目標である『B1昇格』を達成した今、自分の次の目標を考えた時に、年齢的にもあと何年バスケが出来るかわからない状況の中で、慣れ親しんだアルファーズの中では、どうしても自分に甘えが出てしまうことがわかっているため、今回、もう1ステップ成長するためにあえて自らを厳しい環境に置くことを決意しました」と説明していた。

長谷川、新居佳英代表取締役CEOは次のようにコメントした。

「共にB2で戦ってきた2年間、同地区の最大のライバルとして意識しない日は無かったと言っても過言ではないくらいの存在でした。そのライバルチームへの移籍になります。正直このリリースに困惑されてる方々もいると思いますし、僕の事を嫌いな方もいると思います。それは仕方ない事ですし、僕も十分理解してます。ただ、共に戦った2年間でアルティーリ千葉のカルチャー、ファンの皆様、そしてアリーナの雰囲気と本当に魅力的なチームだなと思っていたのも事実です。受け入れるには少し時間がかかるかもしれませんが、僕がこのチームに太陽の光を浴びせ続ける事をお約束します!このチームなら絶対出来ます!必ずB1に共に上がりましょう!」(長谷川)

「この度、長谷川智也選手をアルティーリ千葉に迎え入れることとなり嬉しく思います。長谷川選手は、外からの決定力はもちろんのこと、越谷アルファーズを昇格に導いたチームのキャプテンとして昨シーズン戦い抜いた選手です。苦しい状況が何度もあったと思いますが、コート上でもベンチからでも、リーダーシップを発揮し、チームを鼓舞し続ける姿はとても印象的です。これまでは対戦相手としてでしたが、来シーズンはアルティーリ千葉の仲間として、共にB2優勝、そしてB1昇格に向けて精進してまいります。アルティーリ千葉のバスケットにいち早くフィットし、A-xxの皆さまを魅了する活躍を期待しています」(新居代表取締役CEO)

© 株式会社シーソーゲーム