セルビアがEURO2024辞退を示唆…クロアチアvsアルバニア戦でのチャントが問題に

セルビア代表が不適切なチャントに対する適切な対応が取られなければ、EURO2024から辞退する可能性があることを示唆した。20日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

問題となっているのは19日に行われたEURO2024・グループB第2節のクロアチア代表とアルバニア代表の一戦。試合は2-2の引き分けに終わったが、同試合中に両チームのサポーターから「セルビア人を殺せ」といった内容のチャントが歌われていたことが明らかになっている。

これを受け、セルビアサッカー協会(FSS)のヨバン・スルバトビッチ事務総長はセルビア国営放送の『RTS』に対し、「起こったことはスキャンダラスなことであり、たとえ大会の継続が不可能になったとしても、UEFA(欧州サッカー連盟)には制裁を求めるつもりだ」と大会の途中棄権も辞さない姿勢であることを明かした。

その後、UEFAはクロアチアとアルバニアのサッカー協会に対し、「試合中のサポーターによる人種差別的または差別的な行為の可能性」を調査するための懲戒手続きを開始したことを声明で発表しており、今後の動向には注目が集まっている。

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