赤字6億5000万円超え 札幌ドームが株主総会

昨年度の赤字額がおよそ6億5千万円に上った「札幌ドーム」の株主総会がきょう開かれ、黒字化に向けた取り組みが明かになりました。

株主総会ではプロ野球、北海道日本ハムファイターズの本拠地移転後初となる昨年度の決算が報告されました。 

最終的な赤字額は想定の倍以上の6億5100万円で、売上高は2001年の開業以来最低の12億7100万円でした。中規模コンサート用の新モードの利用が少なかったことや、大きな広告収入となるネーミングライツに応募がなかったことが主な要因です。 

札幌ドームの山川広行社長は「新モードは去年3月からスタートする話があったが、それがスタートを切れなかったのが大誤算。話を詰めている中で、イベント開催が流れて消えた」と無念をにじませます。

今年度は、イベント開催を昨年度より25日多い123日に増やす方針です。山川社長は、高校の体育祭や企業のインセンティブツアーに使われているので、平日のイベントを数多く入れ、さらにネーミングライツの早期契約による黒字化も目指すとしています。

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