タクシーのかわりに一般の人が自家用車などを使い、有料で客を運ぶ「日本版ライドシェア」。北海道内では22日未明に運行が始まります。
■本吉智彦記者:
「こちらがライドシェアで使われる車両です。もともとタクシーだったものを改造していて、行灯は外され、タクシーの表示は一切ありません。変わりにライドシェアの表示や、事業許可証が設置されています」。
22日道内で初めて「日本版ライドシェア」の事業を始めるのは、札幌のタクシー会社北都交通です。北都交通では4台の事業認可がおり、4人を採用しました。
22日はそのうち自家用車を使う1人が午前1時から稼動します。
■北都交通 笠原英伸取締役:
「注文いただいた需要になかなかこたえられないと、それを改善しようとはじまった取り組み」。
「日本版ライドシェア」は、コロナ禍での離職や高齢化などによるタクシー運転手不足解消のためタクシー会社の運行管理のもと、一般の人が、自家用車などを使い有料で客を運ぶものです。札幌圏では土曜日と日曜日の午前1時台から午前4時台に限り運行が認められています。
■北都交通・笠原取締役:
「まずは無事故で快適にお客様をお送りする、これを一番に乗務員とともに取り組んでいきたい」。
北都交通では残る3人が現在研修中で、来月には稼動の予定です。札幌圏では55台の運行枠があり、27の事業者に認可がおりています。
【スタジオ】
▼配車はタクシーアプリを使う
・アプリでは通常のタクシーのみかライドシェアでもかまわないの2つを選べます。
・ライドシェアでもかまわないを選ぶとライドシェアの車両が配車される可能性。
・行き先の指定や支払いもすべてアプリでおこなう。現金の支払いはできません。
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