米山舞デザインの「初音ミク」がフィギュア化 神々しい創作の女神が顕現

イラストレーター/アニメーター・米山舞さんがデザインを担当した初音ミクのフィギュア「初音ミク feat. Yoneyama Mai」の予約が、6月21日から開始された。

今回のフィギュア化は、グッドスマイルカンパニーとマックスファクトリーのフィギュア展示イベント「スマイルフェス2024」を記念したもの。

「スマイルフェス2024」は、6月22日(土)・23日(日)に東京・ベルサール秋葉原、8月3日(土)・4日(日)に大阪・梅田サウスホールにて開催。会場では、「初音ミク feat. Yoneyama Mai」フィギュアの展示も予定されている。

米山舞デザインの初音ミクフィギュア化、再び

米山舞さんは、クリエイティブ集団・SSS by applibot所属のイラストレーター/アニメーター。TVアニメ『キズナイーバー』のキャラクターデザインなどで知られている。

初音ミク関連のイラストも多く手がけており、初音ミクGTプロジェクトのほか、2022年にもアパレルブランド・SOLWA(ソルワ)との初音ミクのコラボフィギュアでデザインを担当。

液体のような質感のツインテールや、近未来的な衣装の初音ミクがフィギュア化されていた。

フィギュア化に際して米山舞さんは6月7日、元になったイラストを自身のXに投稿。デザインは創作文化を象徴するミューズ(女神)をイメージしたという。

その上で、チェコ出身の画家/イラストレーターのミュシャのアートスタイルを採用。ミシャの活躍した19世紀末に流行した美術様式であるアール・ヌーヴォーの装飾枠を取り入れている。

さらに服飾では、16世紀のコッラディーニや、17世紀のベルニーニの彫刻に表れる柔らかい布感を表現したイラストに仕上がっている。

クリアパーツとパール塗装で米山舞のテイストを再現

予約開始にあわせて公開されたフィギュアは、そうした米山舞さんのイラストを、原型・佐々木界さんと彩色・パン大好き主婦さんの手により1/7サイズで立体化。

ツインテールにはクリアパーツを使用し、衣装にはパール塗装を採用。

植物が散りばめられた有機的な装飾を背景に、女神のような装いの初音ミクが慈愛に満ちた表情で微笑みかけるフィギュアとなっている。

金額は32,800円(税込)。予約期間は10月16日(水)まで、2025年12月発送予定。公式ショップでは特典として、米山舞さん描き下ろし複製原画が付属する。

「初音ミク feat. Yoneyama Mai」のフィギュアが展示される「スマイルフェス2024」は、東京と大阪で開催。共に入場無料だ。

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