Metaが「Ray-Ban」スマートグラスなどウェアラブル製品注力で組織再編―少数のレイオフを実施か

Metaが「Ray-Ban」スマートグラスなどウェアラブル製品注力で組織再編―少数のレイオフを実施か

Meta社は、メタバースのための部門Reality Labsを再編し、それに伴う少数スタッフのレイオフを行うものと見られています。The Vergeほか、複数の海外メディアが報じています。

Reality Labsは2020年に立ち上げられた部門ですが、Meta Questやそのコンテンツを扱う「Metaverse」部門とスマートグラスなどその他のウェアラブル製品を扱う「Wearables」部門に分けられることになりました。その理由は、サングラスで知られるRay-Banとの共同開発で2023年10月にリリースしたスマートグラス「Ray-Ban Meta」が順調であることにあるようです。

MetaのCTOであるアンドリュー・ボスワース(Andrew Bosworth)氏は、従業員に向けて「我々は今、ウェアラブルなMeta AIという市場をリードできる強力な製品を見つけ、それを中心としたビジネスを構築・拡大することに力を注いでいる。デジタルコンテンツを現実世界へとシームレスにオーバーレイするという北極星への道のりはよりエキサイティングなものになった」と伝えました。

さらに、Reality Labs再編の意図に関して、チームの垣根を超えたスタッフが集まることで顧客が誰で、どのようなサービスを提供するのがベストであるのかのコンセンサスを強め、さらにオーバーヘッドコストを削減できると述べたとのこと。

また、Meta Questシリーズに搭載してきたMR(複合現実)OS「Meta Horizon OS」とバーチャルリアリティプラットフォーム「Horizon」にも引き続きコミットしていく方針が明らかにされたとされています。

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