ディープ・パープルに元メンバーが絶縁宣言 ロックの殿堂入り式典での非礼な態度に「とても傷ついた」

英ベーシストのグレン・ヒューズ(72)が「ディープ・パープルの誰とも二度と話さない」と絶縁宣言した。現在ヴォーカルのイアン・ギラン(78)、ベーシストのロジャー・グローヴァー(78)、そして ドラマーのイアン・ペイス(75)で活動する同ハードロックバンドに、1973年から1976までベーシストとして参加し、2つの時代をカバーしたグレンだが、2016年にロックの殿堂入りを果たし、メンバーと再会した時の経験が、ポジティブなものではなかったようだ。

グレンはイアンとロジャーの、自分と同じくOBのデヴィッド・カヴァデール(72)に対する振る舞いにより、「とてもとても傷ついた」と振り返っている。

ギター・インタラクティブ誌のインタビューで、グレンはこう語っている。「彼らの誰とも二度と話すことはないだろう。「ロジャーもイアンもデヴィッドと私に無礼だった。とても、とても傷ついたよ」「もうどうでもいいんだ。彼らが無礼なのは最初からわかっていたからね」

グレンは、授賞式のステージ上でイアンから失礼な態度をとられたものの、やらせておくことにしているとして、こう続けている。「シラフなのは私だけだったんだ。あいつらなんてもうどうでもいいんだ」 「イアンはステージ上で私に無礼な態度をとった。私は彼を祝福しに行ったんだ。彼は私が存在しないかのように私の目を見た。あいつは私に問題があるんだよ。以上」またグレンは、2022年に妻のブロンが他界したイアンとの友情を取り戻そうとしたが、イアンはそれを受け入れたくないのだと主張、「奥さんのことは本当に気の毒だ」としつつも、「デヴィッド・カヴァデールと私は、イアンにとって存在しないんだよ」と発言、「彼には最善を祈るよ。でもそんな酷い態度にかまっている時間はもうないんだ」と語った。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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