夏になれば、バーベキューやキャンプなどで、自ら生肉を焼く機会が訪れるでしょう。
仲のよい友人や家族などとワイワイするのは楽しいですが、自らの健康のためにも、肉の火の通りには気を付けたいですよね。
しかし、いくら気を付けていても、誤って生焼けのまま取り皿に移してしまうことがあるかもしれません。もし万が一、生焼けの肉を食べてしまった場合の対処法を、知りたくはありませんか。
生焼けの肉を食べてしまったら?
医療提供体制の整備などに努める、東京都保健医療局は、食品の安全に関する情報をウェブサイトで多数公開。
ウェブサイトの『東京都食品安全FAQ』では、「生焼けの豚肉や鶏肉を食べてしまった場合は、どうしたらよい?」という質問が記載されています。
この質問に対する東京都保健医療局の回答は、以下の通りです。
生の肉には食中毒菌がついていることがあるため、生焼けの豚肉、鶏肉を食べた場合、食中毒になる可能性があります。
食べたあと、腹痛、下痢、発熱等の症状が出るようでしたら、すぐに医療機関を受診してください。
肉が原因となる食中毒は、おおむね食べてから7日以内に症状が出ます。このため、食後7日後まで体調に変化がないようであれば、あまり心配する必要はありません。
生の肉には、食中毒菌が付着している可能性があり、生焼けの豚肉、鶏肉を食べてしまうと、食中毒のリスクがあります。
そのため、食べた後に腹痛や下痢、発熱などの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
食中毒は、食べ物を食べてから約7日以内に症状が出るといわれています。わずかでも体調の変化を感じたら、無理に我慢せず、すぐに食中毒を疑ってください。
一方で、7日以上経っても体調に変化がなければ、そこまで食中毒の心配をする必要はないそうです。
完全な生肉でなくとも、加熱不十分な生焼け肉を食べると、食中毒のリスクは十分に高まります。
自分で肉を焼く時は、中までしっかり火が通っているかどうか、確認しましょう。
[文・構成/grape編集部]
出典
東京都保健医療局