厚労省運営ウェブサイトに掲載の“カスハラ対策”が“高齢者差別表現”との指摘で削除「表現について十分に確認することを徹底していきたい」

厚労省関連のウェブサイトに掲載されたカスハラ対策の内容が、高齢者差別にあたるとの指摘を受け、削除されていたことがわかった。

削除されたのは、厚労省が運営するハラスメント対策のウェブサイトに掲載された内容。

カスタマーハラスメントについて、「威張りちらす行為」をする人について、「社会的地位の高い人・高かった人・定年退職したシニア層などに傾向が見られる」と記されていた。

これを見た人から、「高齢者の差別にあたるのではないか」との抗議があり、6月11日に削除し、修正して掲載したという。

武見厚労相は「この表現に対して不快な思いをされる可能性があると判断をして、当該箇所を削除したものであります」と述べた。

厚労省は、表現について十分に確認することを徹底していきたいとしている。

© FNNプライムオンライン