おたる水族館にいるかわいいペンギンのヒナが1日にたった10秒しか見ることができません。まばたきを我慢して、よくご覧ください。
■大原麻潤記者:
「みなさんカメラをかまえて準備していますよ。うまく撮れるんでしょうか」。
カメラを手に、その瞬間を待ち構える人たち。
お目当ては、ペンギンのヒナを1日10秒だけ公開するおたる水族館の「ヒナ10」です。なぜ、たった10秒だけなのでしょうか?
■おたる水族館海獣公園担当飼育員濱夏樹さん:
「ヒナの負担を考えて短い時間でとは思ってたんですけど、10秒というのが短くてちょうどいいかなと思って10秒にしました」。
それでは、ご覧ください!
■大原記者:「ヒナが出てきました。飼育員さんに抱えられてバタバタしていますよ。」ふわっふわの羽に覆われたフンボルトペンギンのヒナ。4月20日にふ化したばかりなんです。
■飼育員:
「3,2,1,終わりです」
ゆっくりめの10秒ですが、これで終わり。
ばいばーい、また明日。
■苫小牧からの来場客:「いやあたまらないですね。鳥好きなので。かわいいです。たまらないです」。
今回、初めて行われた「ヒナ10」。
巣の場所がポイントだということで、特別に裏側を見せてもらいました。
■おたる水族館海獣公園担当飼育員濱夏樹さん:
「ペンギン舎の中に巣がたくさんあるんですけど、今回うまれた巣が一番端だったので、ヒナ10やるときの扉に一番近いので企画しました。」
毎日、体重を測るためにヒナを抱き上げるついでに、目の前の扉から人前に出したのが「ヒナ10」の始まり。10秒限定のヒナは今月30日まで、おおよそ午前11時半ごろに登場します。
■おたる水族館海獣公園担当飼育員濱夏樹さん:
「今ヒナ特有の綿羽というふわふわの羽がまだ全身についている状態なんですけど、その綿羽がついてる状態のヒナを公開できることが今までなかったので、そのふわふわの羽のヒナをぜひご覧いただきたいなと思う」。