【お天気気象転結】いよいよ梅雨入り

文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしている。この記事では全文をご紹介。

▼メルマガ登録はこちら▼

▼6月21日配信号 担当鈴木純子

今週18日火曜は東京でも24時間で100ミリ近くのまとまった雨が降りました。
静岡県熱海市網代(あじろ)では、3時間に112.5ミリの雨が降り観測史上最多雨量となるなど、静岡県、伊豆諸島などで観測史上最多雨量を観測しました。
この日は東京の日中の気温が20度以下だったのに、前日は真夏日と日々の気温差も大きく、体にこたえる一週間。週末は曇りや雨の予報(6月19日時点)で、いよいよ関東甲信地方も梅雨入りとなりそうです。
過去に梅雨入りが最も遅かったのは1967年と2007年の6月22日です。ただ梅雨入りが遅かったからといって、梅雨明けも遅くなるとは限りませんし、梅雨期間の降水量も様々です。
1967年は梅雨明けが平年並みで梅雨の時期の降水量は平年の86%。一方2007年は梅雨明けも遅く8月1日で梅雨の時期の降水量は111%でした。
今年の梅雨も大雨への備えをしっかりとしていきましょう。

そんな中、気象庁と国土交通省は18日、防災気象情報について見直しをしていた検討会の最終とりまとめを公表しました。
名称にばらつきのあった警報などの情報を整理し、シンプルで分かりやすい名称に統一します。
例えば大雨警報と洪水警報は警戒レベル3なのに、高潮警報はレベル4であったり、レベル4の情報である「土砂災害警戒情報」の呼び名が他と違ってわかりづらかったことなどが見直される予定で、実際の運用開始は2026年春ごろになる見込みです。

▲長野県松本市のクラフトフェアにて

さて私の左肩骨折から4ヶ月近く、本格的にリハビリを始めて1ヶ月が経ちました。
左腕は水平より少し上に上がる程度。日常生活にはそれほど問題ありませんが、着替えや、髪の毛を後ろで一つに結ぶのがまだ大変です。骨折した直後、リスナーの皆さんから「リハビリ大変だよー」というメッセージが山のように届いたのを思い出します。
そして大変さを実感しています。成果がなかなか見えないのでくじけそうになります。でもしっかり腕があがる元の状態に戻りたいので週に一回のリハビリを頑張っています。
ケガをした状態というのは、そもそも体のバランスが悪くなっているそうです。そういうときは、バランスを崩して転倒するなど更なるケガのリスクが高くなります。恥ずかしいけれど、階段を上るとき、降りるときはなるべく手すりを使い慎重に上り下りしています。またちょっとでも時間があったら、リハビリです。
先日JR浜松町駅北口の改札を出たところの横断歩道で信号待ちをしていました。結構赤が長い信号なので、左腕をぐぐぐーっと上げてリハビリを開始したところ、うわっ! 空車のタクシーが止まってしまいました。私は目をそらして、そのまま右手を添えて体を反らせる謎の運動をしてしまいました。
ドライバーさん、体操だったってわかってくれたかな。リハビリをする場所は慎重に選ばなければ、と思いました。

それからとても残念なことなのですが、6月初め頃から、Xの私のなりすましアカウントが存在しています。
写真、プロフィールも一緒。リスナーさんをどんどんフォローしていて、間違ってフォローを返してしまうとすぐに意味不明なDMが届くようです。Xに報告しているのですがいまだ削除されていません。
紛らわしいのですが、フォローしないようにお願いいたします。私の正式なアカウントは@zunko83です。

気象予報士鈴木純子

© 株式会社文化放送