警察の初動対応力強化を図る 愛媛県警で「通信指令」対応力競う競技会が開催

事件・事故の通報を受け警察官に指令を出す通信指令業務の競技会が愛媛県警で開かれ、参加した警察官が対応の正確さや速さを競いました。

通信指令に携わる警察官の技能を底上げし、初動対応の強化を図ろうと行われた21日の競技会。
県内全16署から警察官およそ50人が参加しました。
参加者は3人1組で、通報を受ける係と現場のパトカーなどへ無線で指示を出す係、それに現場で対応にあたる係に分かれ、競技に臨みます。

通報者
「おまわりさん、娘が刺された。娘が。娘が刺されたんよ」

警察官
「ちょっと落ち着いて、話聞きますんで・・・娘さんが刺された?」

競技では指示や判断の速さや正確さなどが審査され、参加者は真剣な表情で事件の対応にあたっていました。

警察によりますと、新型コロナの5類移行後、人の動きが活発になった影響などから、県内で去年1年間で寄せられた通報件数は、前の年より9800件余り多い、およそ9万5000件だったということです。

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