サッカー仏代表のエムバペ、三色旗のフェースガード着けトレーニング ユーロ初戦で鼻骨骨折

三色旗に自身の頭文字、仏代表を象徴する雄鶏もあしらったガードを装着するエムバペ/Anthony Dibon/Icon Sport/Getty Images

(CNN) サッカー界のスーパースターでフランス代表の主将も務めるキリアン・エムバペ(25)が、フランス国旗(トリコロール)の模様をあしらったフェースガードを着用している姿を写真に撮られた。20日の代表チームの練習中に着用していたとみられる。エムバペはフランスが出場しているサッカー欧州選手権(ユーロ2024)の初戦、オーストリア戦で鼻を骨折していた。

3日前のこの負傷で、エムバペは21日に行われる予選リーグ・グループDの第2戦、オランダ戦の出場が危ぶまれていた。しかし代表チームを率いるデシャン監督は20日、記者団に対し同選手が出場できる見通しだと明らかにした。

フォワードでプレーするエムバペは17日の試合中、ディフェンダーとの競り合いで頭部を相手の肩にぶつける形で負傷。交代でピッチを後にする際にはユニホームに血が付着していた。

仏サッカー連盟によると、この後エムバペは現地の病院に運ばれ、レントゲンの検査で鼻骨骨折を確認したという。

19日には鼻の上にギプスを付けて接触プレーのない練習に参加したが、20日は特注のフェースガードを装着した。

しかし、トリコロールのフェースガードをユーロの試合で着用することは認められていない。欧州サッカー連盟(UEFA)の規定によれば、「ピッチ上で身に着ける医療用装具は単色で、チームやメーカーを特定しないものでなくてはならない」からだ。

グループDの初戦もう1試合は、オランダがポーランドを2―1で下している。

ユーロ2024はドイツ国内10都市のスタジアムを舞台に、6月14日から7月14日まで開催される。

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