表の顔は包丁人 裏の顔は仕置人 「仕置人DJ」公開決定

「プシュパ 覚醒」などのアッル・アルジュンが主演する、2017年のテルグ語映画「仕置人DJ」が、2024年7月12日(金)より劇場公開されることが決まった。

「仕置人DJ」は、アーンドラ・プラデーシュ州ヴィジャヤワーダにあるバラモンの集落に生まれ、古風で保守的な教育を受けて育ったドゥッヴァーダ・ジャガンナーダム・シャーストリ(通称DJ)を描いた作品。一族は代々、近くにあるシヴァ神を祀った大寺院の僧を勤めていたが、現在は一般人の結婚式などへのケータリングを行う宴会料理人をなりわいとしている。その味は評判で、遠くハイダラーバードにまでしばしば出張して調理していた。

少年時代のDJは、ハイダラーバードへの出張に同行した際に、ギャングを逮捕しようとして返り討ちにあった警官の命を助ける。その警官プルショーッタムは、DJの不正を憎む心と実力行使もためらわない胆力に感銘を受け、彼をこっそりと超法規的な仕置き人に仕立て上げる。大人になったDJは、親族の一人が大規模な投資詐欺事件の犠牲になったことから、その黒幕ロイヤラ・ナーイドゥの成敗に動き出す。

主演のアッル・アルジュンは、芸能一家出身者で、ダンスの名手としても名高く、「バニー」「スタイリッシュ・スター」「アイコン・スター」などのニックネームを持つ人物。スタイリッシュで都会的、生意気で頭脳の回転が速く、不敵で朗らかな若者像を多く演じてきた。本作では、古風なバラモンとしてサンスクリット語のストートラ(神を称える歌)を詠唱し、専門トレーナーをつけて習得したというバラモン方言のテルグ語を操り、伝統衣装を裾さばきも鮮やかに着こなす本作のキャラクターを演じつつも、スタイリッシュさを全開にしたアクションや、ダンスの技量を発揮したシーンも見られる。

【作品情報】
仕置人DJ
2024年7月12日(金)よりシネ・ルーブル池袋、池袋HUMAXシネマズほか順次公開
配給:インドエイガジャパン

© 合同会社シングルライン