大津・保護司殺人事件 容疑者を鑑定留置へ

先月、大津市の住宅で保護司の男性が殺害された事件。殺人の疑いで再逮捕された35歳の容疑者の男について、大津地検は、21日から、刑事責任能力を調べるため鑑定留置を始めました。この事件は、先月26日に、大津市仰木の里東の住宅で、この家に住むレストラン経営で保護司の新庄博志さん・60歳が死亡しているのが見つかったもので、大津市仰木の里に住む、無職の男・35歳が刃物で刺して殺害したとして、今月8日、殺人の疑いで再逮捕されました。男は、先月28日、大津市の路上でナイフを所持していたとして、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されていました。男は、2019年にコンビニ強盗で保護観察付きの有罪判決を受けていて、殺害された新庄さんが保護司として男の更生支援を担当していました。大津地検は、21日から男の刑事責任能力の有無を調べるため鑑定留置を始めました。期間は、10月21日までの4か月間です。警察によりますと、男は「私はやっていないし、何も話したくない」と容疑を否認しているということです。

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