福岡で週末に警報級大雨の恐れ 気象台「28日まで大雨続く可能性」

福岡管区気象台は21日、梅雨前線の北上などに伴い、九州の広い範囲で23日にかけて警報級の大雨となる恐れがあると発表した。同日正午までの24時間で、100ミリ~150ミリの降水を予想しており、土砂災害や河川の氾濫などに注意を呼びかけている。

気象台によると、同日正午までの24時間降水量は福岡、長崎、宮崎、鹿児島で150ミリ、熊本で120ミリ、佐賀、大分で100ミリを予想。24日にかけても同程度の雨が見込まれ、気象台は「28日まで大雨が続く可能性がある」としている。

21日朝には鹿児島県で線状降水帯が発生した。同県指宿市で24時間降水量が観測史上1位となる423ミリを記録したほか、鹿児島市や宮崎県日南市では国道に土砂が流入して通行止めとなった。

(古川大二)

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