【気象予報士が解説】福岡・佐賀で22日以降に大雨の恐れ 土砂災害・浸水・河川の増水氾濫に警戒を

【画像】気象予報士が解説 福岡・佐賀で22日以降に大雨の恐れ 土砂災害・浸水・河川の増水氾濫に警戒を

鹿児島県で21日早朝、線状降水帯が発生し、広い範囲で大雨となった影響で、土砂災害などによる被害が出ました。福岡・佐賀でも、あす以降、大雨となる恐れがあり、警戒が必要です。

20日夜から21日未明にかけて、九州の広い範囲で降った雨。福岡県では、24時間雨量が久留米市で最大78ミリ、柳川市で88ミリ、佐賀県では佐賀市川副で93ミリなど、各地でまとまった雨となりました。

21日午前5時すぎには、鹿児島県薩摩・大隅地方に「線状降水帯」が発生しました。鹿児島県指宿市では24時間雨量が423ミリと、観測史上最大となりました。この大雨により斜面が崩れ、大量の土砂が民家を襲いました。

■鬼丸ゆりか記者

「こちらでは、職員たちが被害状況の情報収集に当たっています。」

21日朝、福岡市の九州地方整備局は災害対策本部を設置し、対応に追われていました。

■九州地方整備局・川端良一防災室長

「九州全体で今後、雨が降ったらすぐまた河川の水位が上がるという状況が発生しやすい。そういった中で、全域で少し注意が必要です。」

福岡・佐賀では22日以降、大雨となる恐れがあるとして、気象台などが警戒を呼び掛けています。

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