クマによる被害防止へ 6年ぶりの負傷者で緊急対策会議 岡山・津山市

岡山県でクマに襲われてけが人が出たのは6年ぶりです。6月、津山市でツキノワグマにかまれて登山者がけがをしたことを受け、緊急の対策会議が開かれました。

津山市で開かれた対策会議には岡山県や県北部の11の市町村、岡山県警の担当者が出席しました。

津山市では6月8日、登山中の50代の男性がツキノワグマと遭遇し、右腕をかまれた上、斜面を滑り落ちて足などにけがをしました。

岡山県によりますと、県内では2024年4月から20日までにクマの目撃情報が31件報告されています。

会議では、県北部の主な登山口に広く注意喚起の看板を設置することなどを確認しました。

また、オブザーバーとして参加した猟友会からは、クマの生息状況を把握するため、センサーカメラを設置してはどうかという意見などが出ていました。

(岡山県自然環境課/近藤利信 課長)
「登山者の方含め県民の方にしっかりクマの知識を身に付けていただいて、自ら気をつけていただくということが大切かなと思っております」

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