星野富弘さんお別れの会 150人が別れ惜しむ 群馬・みどり市

今年4月に78歳で亡くなった詩画作家・星野富弘さんのお別れの会が、みどり市の富弘美術館で開かれ、親交のあった友人ら約150人が別れを惜しみました。

お別れの会では全員で黙とうをささげると、星野さんの歩みを紹介する映像を視聴しそれぞれ良い思い出を振り返りました。

星野さんは1970年に事故で手足が不自由になりましたが、口にくわえた筆で詩や絵画の創作活動を続けました。2006年には名誉県民に選ばれ、今月18日にはみどり市で初めて名誉市民の称号が贈られています。

みどり市の須藤市長は「作品に勇気づけられ、生きる力を頂いた」と感謝の言葉を述べました。

また、山本知事は「作品は今後も輝き続ける」と述べ、星野さんの功績を称えました。

この後献花が行われ、参列者一人一人が祭壇に花を手向け、星野さんとの別れを惜しみました。

美術館では先月1日から記帳台を設置していて、これまでに国内外から約3500人が訪れているということです。

また、21日からは追悼展示も行っていて、遺作となった「生かされて」など6点や、これまでの歩みをたどる11枚の写真が紹介されています。また、星野さんが亡くなる直前まで使用していた車いすも展示されています。

追悼展示と記帳台の設置は、12月1日まで行われています。

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