神奈川県、LINEで災害情報を配信 台風接近など注意喚起、避難所の開設情報も

「かながわ防災パーソナルサポート」の画面(県提供)

 神奈川県は21日、通信アプリLINE(ライン)で、災害への備えや避難に役立つ情報を入手できる公式アカウント「かながわ防災パーソナルサポート」の運用を始めた。県や省庁、通信事業者などが公表する災害関連情報が知りたい内容ごとにまとめてあり、求める情報に簡単にアクセスできる。

 ラインアカウントのトークルームを開くと、メッセージチャット欄と「避難」「備える」「助け合う」の三つのメニューが表示される。チャット欄は、台風の接近などが予想される際には注意喚起のメッセージが配信される。

 各メニューをタップすると必要な情報に案内される。「避難」のメニューからは、避難所の開設情報や道路の通行状況、ライフラインの復旧状況など、避難時に必要な情報を入手できる。「備える」では、台風や大雨、地震への日頃の備えに関する情報を掲載している。「助け合う」のメニューからは、応急手当てや救出救助方法、消防団など地域防災組織について知ることができる。

© 株式会社神奈川新聞社