関東甲信で梅雨入り 観測史上3番目の遅さ…雨の降り方最新予想

平年より2週間遅い発表です。気象庁は21日、関東甲信地方で梅雨入りしたとみられると発表しました。

前線や低気圧の影響で21日の神奈川県内は広く雨となりました。
この先も曇りや雨の日が多くなる見込みで、気象庁は関東甲信が「梅雨入りしたとみられる」と発表。平年より14日、去年より13日いずれも遅く、統計を始めた1951年以降では3番目の遅さとなりました。

二本木キャスター
「いよいよ本格的な雨シーズン到来。 雨の降り方や暑さなどことしはどんな梅雨になるのか」

梅雨入りが遅れた要因と、この先梅雨明けへの影響はあるのか横浜地方気象台に聞くと。

横浜地方気象台・藤田宗一気象情報官
「6月以降前線が南に停滞していて北に上がってこないで湿った空気が入りにくい状況が続いていた。梅雨の入りが遅い早いで梅雨明けが遅かったり早かったりという顕著な因果関係はない」

一方近年、温暖化の影響で雨の降り方が極端に強まる現象が起こりやすくなっていて、前線の活動が活発になる梅雨入り後や末期は注意が必要です。
さっそく23日は、警報級の大雨が予想され、備えを呼びかけます。

「梅雨入りの発表というのは危険な状態が起こりやすいそういう季節に入ったことを報せる意味合いもある。 避難所がどこなのか避難経路で危ないところがないか確認して」

また、この先1カ月は気温もかなり高まり、暑い梅雨が予想されそうです。

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